ETF(上場投資信託)とは

ETFとは、「Exchange Traded Funds」の略称で、証券取引所に上場している投資信託のことです。
ETFの特徴は以下のとおりです。

少額で分散投資が可能
ETFは、日経平均株価東証株価指数、ニューヨークダウやS&P500など、一般によく知られる株価指数などへの連動を目指すものが主流で、投資家はETFを購入することで、連動の対象となる指数に広く分散投資できます。
また、多くのETFは数万円から10万円程度で購入できるため、少額で幅広い分散投資が可能です。

コストが安い
ETFへの投資には購入時に証券会社に支払う手数料、保有期間中に負担する信託報酬、売却時に証券会社に支払う手数料がかかります。
売買時にかかる手数料は売買手数料といわれ、株式投資にかかる売買手数料と同程度。
信託報酬率は、一般の投資信託に比べると低くなっています。
一般の投資信託では、信託報酬は1.2〜1.5%程度かかりますが、ETFの信託報酬は0.09%〜1%未満程度です。

株式と同様に売買可能
ETFは取引所に上場しているため、株式と同様に取引所が開いている時間帯であれば、リアルタイムでの売買が可能です。
指値注文や成行注文の指定も可能で、信用取引も可能です。

信託期間は無期限
一般の投資信託の信託期間は10年程度のものから無期限のものなど、投資信託により異なりますが、ETFの信託期間は無期限で、上場規定を維持できなくなって上場廃止にならない限り信託期間を気にすることなく長期運用が可能となっています。

配当などの収益の全額を分配
ETF保有していると、株式の配当や債券の利子など、分配金の原資となる収益がファンドにあれば、収益分配金を受け取ることができます。
ETFは、毎決算時に、経費等控除後の配当等収益の全額を分配することが法律で定められています。

米国をはじめ、海外のETFは、PowerSharesやWisdomTreeなどが多くのアクティブ運用型のETFを上場しています。