金融商品ポートフォリオをコア・サテライト戦略で構築する

コア・サテライト戦略とは、ポートフォリオをコア(中核)となる部分と、サテライト(非中核)に分けて構築するものです。
その際に、コア部分では低コストで広範に分散投資されたインデックスファンドを利用し、サテライト部分では、アクティブ運用型の商品や個別銘柄などを活用するというものです。
そうすることで、コア部分で市場平均程度のリターンを確保しつつも、サテライト部分で市場平均を上回るリターンの獲得を目指し、ポートフォリオ全体としても、リスクとコストを抑えながら、市場平均に勝つ可能性を追求することが可能であるというものです。
世界中で多くの機関投資家が採用している投資法であるといわれています。

コア部分はその名のとおりポートフォリオの中核であり、守りの役割を果たします。
そのために、流動性の高い市場において広範に分散投資され、コストの低いインデックスファンドを活用し、市場平均のリターンを確保します。
ETFは、一般的なインデックスファンドと比較しても信託報酬などのコストが低く、コア部分に活用するのに適していると考えられています。

サテライト部分は攻めの役割を果たし積極的にリターン獲得を値えらいに行きます。
ある程度のリスクをとって、ポートフォリオ全体として市場平均に勝つ可能性を追い求めるための役割を果たします。
ポートフォリオ全体としての分散とリターンの上昇の役割を果たします。
ここではアクティブ運用のファンド、ニッチ市場の商品、ヘッジファンド、個別銘柄など、さまざまな投資対象が考えられます。